【定番進化!】YAMAHA AG03MK2徹底解説:進化したウェブキャスティングミキサーの魅力とは?

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ライブ配信や「歌ってみた」「弾いてみた」動画の制作において、今や定番の機材となっているYAMAHAのウェブキャスティングミキサー「AG」シリーズ。その最新モデルであるAG03MK2は、ユーザーの声を反映し、旧モデルの利点を継承しつつ、多くの点で進化を遂げています。

本記事では、AG03MK2の詳細なスペック、進化した点、そして他のオーディオインターフェースと比較した際の利点について徹底解説します!

ヤマハ(YAMAHA) ライブストリーミングミキサー 3チャンネル ブラック AG03MK2 B


AG03MK2の主要スペック

項目スペック備考
接続チャンネル3チャンネルCH1: マイク/LINE (XLR/TRSコンボ)、CH2: ギター/LINE (Hi-Z対応)、CH3: ステレオLINE/USB
ファンタム電源+48V (CH1)コンデンサーマイク使用可能
最大入出力1 In / 2 Out(アナログ)
A/D-D/A24-bit / 192kHz高解像度での録音・再生に対応
接続端子USB Type-C旧モデル(AG03)のType-Bから変更
AUX端子4極ミニ入出力端子 (TRRS)スマートフォン/タブレット(Android含む)接続に対応
エフェクト1-TOUCH DSP (COMP/EQ, EFFECT, AMP SIM)内部DSP処理によりPC負荷なしで適用可能
機能LOOPBACK機能、ミュートボタン(CH1)、AG Controllerアプリ対応配信に必須の機能と操作性の向上
電源USBバスパワー駆動 (DC 5V, 900mA) / 外部電源アダプター (別途必要)モバイル環境での使用も考慮
付属品Cubase AI (DLコード)音楽制作ソフトウェア

進化した点:AG03からAG03MK2へ

旧モデルAG03の完成度の高さを引き継ぎながら、AG03MK2ではライブ配信の現代的なニーズに合わせて以下の重要なアップグレードが施されました。

進化ポイント

  1. 待望のミュートボタン搭載
    • 配信中に席を離れる際や、不意の咳、くしゃみなど、瞬時にマイクの音を切りたいときに役立つミュートボタンがCH1に搭載されました。配信中の操作性が格段に向上しています。
  2. USB Type-Cへの統一
    • 接続端子がUSB Type-BからType-Cに変更されました。これにより、現代のPCやモバイル機器との接続がスムーズになり、給電能力の向上も図られています。
  3. 4極ミニ入出力(TRRS)対応
    • AUX端子が4極ケーブルに対応したことで、Androidを含むより多くのスマートフォン・タブレットでの配信に対応。モバイル環境での配信の幅が大きく広がりました。
  4. 内部回路の見直しによる音質向上
    • 旧モデルで指摘されていたマイク入力時のノイズが改善されるなど、内部回路の見直し(マイクプリアンプの向上など)により、さらにクリアな音質での配信・録音が可能になりました。
  5. 専用アプリ「AG Controller」対応
    • PC/Mac/iOS対応の「AG Controller」アプリにより、本体では操作できないDSPエフェクト(COMP/EQなど)の詳細な設定を視覚的に調整できるようになり、音作りがより簡単になりました。

他のオーディオインターフェースと比較した利点

AG03MK2は、純粋な音楽制作向けのオーディオインターフェースとは異なる、「ウェブキャスティングミキサー」というジャンルにおいて、独自の強みを持っています。

比較観点AG03MK2 (ウェブキャスティングミキサー)MOTU M2 など (高音質オーディオIFの一例)
特化用途ライブストリーミング、弾き語り配信、ポッドキャスト宅録、音楽制作、高音質なレコーディング
使いやすさ直感的な操作性、フェーダーで瞬時な音量調整が可能。初心者でも扱いやすい。ノブ操作が主で、シンプルな分、配信用途には別途ミキサーが必要な場合も。
重要機能LOOPBACK機能を本体で標準搭載 (PC音源とマイク音声を自動でミックス)ループバック機能が搭載されていない、または操作が複雑な場合がある。
接続性USB-C、4極AUX端子など、モバイル配信を強く意識した設計。基本はPC/Mac接続が主。スマホ連携は限定的。
音質配信用途には十分な高音質。内部DSPエフェクトが配信の音質向上に貢献。最高水準のDAC/プリアンプを搭載。音楽制作に特化した超低ノイズ・高解像度。
価格帯比較的安価でコストパフォーマンスが高い高音質化に特化している分、高価になる傾向がある。

AG03MK2を選ぶメリット

  • 配信・初心者にとっての操作性: 物理フェーダー(スライド式のつまみ)での直感的な音量調整、専用ミュートボタン、そして必須のループバック機能が本体で完結しているため、配信ソフトでの複雑な設定をすることなく、すぐに配信を始められます。
  • モバイル環境への強さ: 4極AUX端子やUSB-C対応により、PCだけでなくスマートフォンやタブレットを使ったモバイル配信にもシームレスに対応します。
  • コストパフォーマンス: 配信・DTM・リモートワークなど、多様な用途をこの価格帯で高水準にこなせる多機能性は、非常に魅力的です

ヤマハ(YAMAHA) ライブストリーミングミキサー 3チャンネル ブラック AG03MK2 B

まとめ

結論として、YAMAHA AG03MK2は、「高音質な配信環境を、直感的かつ手軽に構築したい」と考える初心者から中級者、特にライブストリーミングや動画制作をメインに行うユーザーにとって、現在のベストバイと言えるでしょう。

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